2015年4月15日水曜日

Mini Metroというゲームが、かわいくておもしろい

Mini Metroというゲームにハマっていました。
http://dinopoloclub.com/minimetro/
全体的にきれいなデザインで、かわいいです。



太字の記号が「駅」で、黒塗りの記号が人(行きたい駅を示す)、カラフルなラインが路線です。
不満が募って破綻しないよう、駅と駅とを「あーでもないこーでもない」と繋ぎ、路線を作っては繋ぎ直すだけのゲームです。
駅が予期せぬ所にぽこぽこ出てくるので、なかなかやり甲斐があります(雨後の竹の子といった感じです)。
きれいな路線図を作るもよし、とにかく「輸送」に徹するもよし、プレイスタイルも地味に十人十色だろうなと思います。


unityをインストールしてさえいれば遊べます。有料版も出ているようで、Steamで買えるそうです。
いつも不思議なゲームを不思議に実況している「ポリエチレンベンゼン」さんのMini Metroシリーズを見て、気づけば2時間くらいやっていました。
なかなかどうして面白い


【参考】
ポリエチレンベンゼンさんのゆっくり実況プレイ「Mini Metro 車両点検所」

地下鉄のラインをつなげて乗客をスムーズに乗降させるゲーム「Mini Metro」 - GIGAZINE

地下鉄線路をデザインするゲーム「Mini Metro」

ミニ地下鉄シミュレーション Mini Metro - フラシュ - 無料フラッシュゲーム 

「戦争の不安について - 村上さんのところ」がちょっとおもしろかった。

 最近、イラク戦争、アフガニスタンでの戦争のことを思い返すことが多い。当時、「マッチョな怒号でかき消される」声のことを思いながら、森達也ばかり読んでいた覚えがあります。引用するような「怒号」とは種類が違うにしろ、去年末からのIS人質事件のように、荒唐無稽で直情的なアイデアが主流になることはこの社会によくあることだな、とは思います。
 ちょうど昨日、森達也の話をしたこともあるのですが、感情や直感の瞬発力とは別のところでじっくりと考える人でありたいと思います。大衆のひとりでしかないからこそ、できるだけ簡単に頭を他人に預けない努力をしたいとは思う。まぁ、そんな感じで、この村上春樹の回答を面白く読んだよーという話でした。
 なんていうか、戦争って、1945年以前の話じゃなくて、ほんの10年前にすら、嫌というほどみた景色だという事実を、改めて確認してもいいのかな、と。

≪僕がアメリカに住んでいるとき、ちょうどアメリカはいくつかの戦争に巻き込まれていました。湾岸戦争、アフガニスタンでの戦争、イラク戦争。そういうのを間近に見ていて思ったのは、いったん戦争に巻き込まれると、人はみんな多かれ少なかれ頭がおかしくなるんだ、ということでした。普段ならわかるはずのことが、わからなくなってしまう。
 とくにイラク戦争のときはひどかった。フランス政府はアメリカ軍の根拠不十分で一方的なイラク侵攻に疑義を呈したんだけど(ごく当然な疑義でした。実際に根拠はなかったのだから)、そのときのアメリカに蔓延した反仏感情はほとんど理不尽なものでした。一流新聞までもが「我々は第二次大戦でフランスをドイツ軍から解放しなければよかったんだ」みたいな下品きわまりない記事を載せました。普段のアメリカからすれば、ちょっとあり得ない暴言です。
 でもそんなことが実際に起こってしまう。「ちょっと待てよ。そこまでやるのはまずいよ」というまっとうな声が、マッチョな怒号の中にかき消されてしまいます。≫

ドラマ「Utopia―ユートピア―」

イギリスドラマのユートピアのワンクール目みていた。huluで配信していたこともあって、なんとなく。

東欧アニメ的なゾッとするタッチの絵でかかれた、謎の漫画を巡って展開するストーリー。カルト的な人気を持っている、その『ユートピア』の、存在しないはずの続編を読みたがった人たちが非日常的な陰謀に巻き込まれていく。
……みたいな話ですね。


(もっといいあらすじ紹介があったので引用します→引用元
イギリスのドラマ、UTOPIA-ユートピア-がHuluで配信開始してたので見てみたんだけど面白かった。すげー先が気になってしまうつくりになっています。カルト的人気漫画の「The Utopia Experiment」の続編を手にいれた若者が「The Network」っていう闇の組織に追われ追い込まれていくんですが、その漫画の存在を知る人物たちが次々その事件に巻き込まれていって、なぜ自分たちが追跡され苦しめられるのか分からずにいるところ、「The Utopia Experiment」の作者の娘である女性が目の前に現れた所で第1話が終わります。
(Wikipediaもまだ日本語はないようです。欧米系の言語と韓国語はありました。参考までに挙げておきます。


色彩が料理みたいに露骨に際立っていて不思議な画面。ずっとそういう画面で物語が進んでいくので、なんとなしに「ノッていく」感じはある。(実際は、もっとわかりやすくコントラストがあるのだけど、例として拾った画像を貼っておきますね↓)




普通の人が巻き込まれる、のかと思ったけど普通の人、むしろ少なかった。「普通の人が巻き込まれる」ということは、リアリティの調達手法として、今回はそれほど効果を持っていないと思う。

設定や筋自体は目立ったものはないけど、子供二人を主役格に取り込んだのは面白かった。捏造によって世界が敵に回る、味方が敵になり、誰を信じていいのかわからない……というポジションに、男でも女でもなく、母子家庭のグレた子供を置いて、救いの手を差し出す役を好奇心の強い別の子供にしたのがよかった。この一点だけでも見る甲斐はあるのかもしれない。

それ以外は「こいつ実はスパイ」「いや、スパイのスパイ」「こいつ実は味方」「味方と思ったけど心揺れて敵にまわりそうになる」……式のサプライズだけで物語がすすむので、視聴経験と切り離して物語を見れば、単調といや単調。見せ方とか見せる順番がうまいのかな。

アンダーザドームみたいにそれっぽい謎や要素、エピソードを適当にポンポン放り込んで、全然互いに絡み合わない……というのは最悪だけど、ユートピアはうまく話が全体で明かされるせいで、話に特別な印象はない。見通した印象より第一話の感じの方が強い気がする。

デイヴィッド・フィンチャーがアメリカ版として、リメイクすることになっているとかいうドラマについてのざっくりした感想でした。