2015年4月15日水曜日

ドラマ「Utopia―ユートピア―」

イギリスドラマのユートピアのワンクール目みていた。huluで配信していたこともあって、なんとなく。

東欧アニメ的なゾッとするタッチの絵でかかれた、謎の漫画を巡って展開するストーリー。カルト的な人気を持っている、その『ユートピア』の、存在しないはずの続編を読みたがった人たちが非日常的な陰謀に巻き込まれていく。
……みたいな話ですね。


(もっといいあらすじ紹介があったので引用します→引用元
イギリスのドラマ、UTOPIA-ユートピア-がHuluで配信開始してたので見てみたんだけど面白かった。すげー先が気になってしまうつくりになっています。カルト的人気漫画の「The Utopia Experiment」の続編を手にいれた若者が「The Network」っていう闇の組織に追われ追い込まれていくんですが、その漫画の存在を知る人物たちが次々その事件に巻き込まれていって、なぜ自分たちが追跡され苦しめられるのか分からずにいるところ、「The Utopia Experiment」の作者の娘である女性が目の前に現れた所で第1話が終わります。
(Wikipediaもまだ日本語はないようです。欧米系の言語と韓国語はありました。参考までに挙げておきます。


色彩が料理みたいに露骨に際立っていて不思議な画面。ずっとそういう画面で物語が進んでいくので、なんとなしに「ノッていく」感じはある。(実際は、もっとわかりやすくコントラストがあるのだけど、例として拾った画像を貼っておきますね↓)




普通の人が巻き込まれる、のかと思ったけど普通の人、むしろ少なかった。「普通の人が巻き込まれる」ということは、リアリティの調達手法として、今回はそれほど効果を持っていないと思う。

設定や筋自体は目立ったものはないけど、子供二人を主役格に取り込んだのは面白かった。捏造によって世界が敵に回る、味方が敵になり、誰を信じていいのかわからない……というポジションに、男でも女でもなく、母子家庭のグレた子供を置いて、救いの手を差し出す役を好奇心の強い別の子供にしたのがよかった。この一点だけでも見る甲斐はあるのかもしれない。

それ以外は「こいつ実はスパイ」「いや、スパイのスパイ」「こいつ実は味方」「味方と思ったけど心揺れて敵にまわりそうになる」……式のサプライズだけで物語がすすむので、視聴経験と切り離して物語を見れば、単調といや単調。見せ方とか見せる順番がうまいのかな。

アンダーザドームみたいにそれっぽい謎や要素、エピソードを適当にポンポン放り込んで、全然互いに絡み合わない……というのは最悪だけど、ユートピアはうまく話が全体で明かされるせいで、話に特別な印象はない。見通した印象より第一話の感じの方が強い気がする。

デイヴィッド・フィンチャーがアメリカ版として、リメイクすることになっているとかいうドラマについてのざっくりした感想でした。

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