2013年8月3日土曜日

同人誌『カラフルパッチワーク』について(頒布・紹介など)

同人誌の内容について、歌人でお友達の馬場めぐみさんとお話した告知・宣伝Ustreamの録音がありますー!
Ustreamのアーカイブ方針変更で、データ消えちゃいました。



表紙絵「陽溜まりのようだ」byけーしん


同人誌について


タイトルは『カラフルパッチワーク』。
いつの間にか、自分を取り囲んでいる「どうにもならないもの」「どうしようもないこと」。
人間関係における、自分を縛るもの。
本書に収録された、文章そしてイラストは、こういったことをモチーフが共通していると思います。

参加者の馬場めぐみさんが書いた小説の言葉を借りれば、こういうことです。
言ってしまったことは取り返しがつかないし、してしまったことも取り返しがつかない。あたしは13歳にして既に取り返しのつかないことに取り囲まれて生きている。(「さよなら夕焼け」 より)

13歳だろうと、23歳だろうと、きっと63歳だろうと、私は何かに縛られている。

もちろん、それはネガティブな意味合いだけではなくて。私を規定する何かだろうし。「私の可能性」という言葉に対応させるなら、「私の不可能性」とでも言うべき何か。
私が逃れられない、私でしかないもの。
一言でいえば、「こじらせ」について書いた、生きにくい人のための同人誌です。

『カラフルパッチワーク』の紹介(目次・値段)


与太話が過ぎました。

表紙はけーしん @keisin さん。想像以上に魅力的なイラストがあがってきました。
ひいき目もあるでしょうが、けーしん絵で、最上位にいい絵じゃないでしょうか。
裏表紙は買ってのお楽しみ、です。


・坂上秋成、エッセイ
文芸批評家で小説家(13年4月に『惜日のアリス』を上梓されました)の坂上秋成 @ssakagami さんのエッセイ。
挿絵は結構時間をかけて相談をして、さんざし @xxsanzashixx さんに描いてもらいました。
「坂上さんのエッセイ読みたいなぁ。それも、普段聞かない話題で」

……この目論見は間違いなく達成されました。


・馬場めぐみ、エッセイ+小説
馬場めぐみ @onemomonga さんは、短歌研究新人賞を受賞された歌人です。
個人的に彼女の言葉に興味があって(馬場さんの興味に興味があるというより)、それにとても面白い方なので、ずっと注目していました。短歌以外にはなにをしたら、もっと面白い・より新しい馬場めぐみが見れるだろうか、と考えて、小説を書いてもらいました。

依頼をする前から、馬場さんの小説に付くイラストはおきつぐ @okitugu_ さんがいいなと確信していたので、そのように。「百合小説を書きます!」との意気込みをうかがっています。正直、3回目くらいでちょっと泣きました。


・ミルチ、小説
末席を汚しているだけなので、ごく簡単に。
現代が舞台の、ちょっと不思議な大学に関する小説です。

追記。『都市のイメージ、イメージの都市』という同人誌も作ってます。こっちは電子版売ってます。300円です。

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